
「そろそろトイレを新しくしたい」と考えたとき、じつはお住まいが戸建てかマンションかで、先に確認すべきことがまったく変わります。同じ「トイレ交換」でも、選べる便器の種類、工事の段取り、追加でかかりやすい費用の中身が違うためです。
この記事では、千葉県を中心にトイレ交換・水まわりリフォームを手がける水ららが、戸建てとマンションの違いを「排水方式」「工事の進め方」「費用の見方」の3つに整理してご紹介します。ご自宅がどちらのタイプか、ご自身で確かめる方法もあわせて解説します。
戸建てとマンションで変わるのは、この3点
細かな違いを挙げればきりがありませんが、実際のお見積りで差が出るのはほぼ次の3点に集約されます。
- 排水方式と排水芯……そもそも「どの便器が付けられるか」を決める、いちばん大事な条件
- 工事の段取り……マンションは管理組合への届出や搬入経路の制約がある
- 付帯工事の出やすさ……戸建ては床下地の傷み、マンションは水圧や配管位置の制約が費用に影響する
逆に言えば、この3点さえ押さえておけば、見積書を見たときに「なぜこの金額なのか」が分かるようになります。順番に見ていきましょう。
いちばん大きな違いは「排水方式」
トイレの排水方式は、大きく床排水と壁排水の2種類に分かれます。どちらかによって、選べる便器そのものが変わります。
いちばん多い「床排水」
便器の真下、床に向かって排水管が伸びているタイプです。戸建て住宅も、一般的なマンションも、多くはこの床排水です。まずはこちらを前提に確認していくのが早道です。
▶ ポイントは「排水芯」の寸法
床排水で必ず確認するのが排水芯(はいすいしん)、つまり後ろの壁から排水管の中心までの距離です。現在の住宅では200mmが主流とされていますが、年代の古い住まいでは305mmや540mmなど、メーカー・時期によってさまざまな寸法が使われてきました。
寸法が合わない場合でも、あきらめる必要はありません。リモデル便器(リフォーム用便器)とアジャスター部材を組み合わせれば、床や配管を大きく壊さずに設置できるケースが一般的です。ただし部材が必要になる分、費用は標準的な交換より上がります。
一部の集合住宅で見られる「壁排水」
便器の後ろ側から、壁に向かって排水管がつながっているタイプです。一部のマンションや公団住宅で見られる方式で、便器の背面がすっきりと壁に寄っているのが特徴です。「マンションだから壁排水」ではないので、思い込まずに実物を確認してください。
壁排水では、床から排水管の中心までの高さが選定の基準になります。現行の製品でいちばん多いのは120mmで、古い機種では148mm・155mm(排水管をどちら向きに抜くかで変わります)といった寸法も使われてきました。壁排水は対応する製品の数が床排水より少ないため、「気に入ったデザインの便器が付けられない」ということも起こり得ます。
自宅がどちらか、ご自身で確かめる方法
専門的な道具は要りません。次の手順で見当がつきます。
- 便器の後ろをのぞく……床に向かって管が消えていれば床排水、壁に向かって管が出ていれば壁排水です。
- 床排水なら、壁から管の中心までを測る……巾木(壁ぎわの細い板)ではなく壁の面から測ります。おおよそで構いません。
- 壁排水なら、床から管の中心までの高さを測る……こちらもメジャーでおおよその寸法を確認します。
ぴったりの数値でなくても、「床排水でだいたい20cm」「壁排水で床から12cmくらい」と分かるだけで、ご相談の段階で提案できる内容がぐっと具体的になります。写真を撮って送っていただければ、こちらで判断することも可能です。
マンションで確認しておきたいこと
管理規約の「届出」と「承認」を確認する
マンションの室内は専有部分ですが、工事業者が出入りする以上、多くのマンションでは管理規約や使用細則で事前の「届出」を求めています。そのうえで、給排水管の改修をともなう工事は、管理組合(理事長)への申請と「承認」が必要になるのが一般的です。国土交通省が示すマンション標準管理規約でも、共用部分や他の専有部分に影響を与えるおそれのある修繕は、あらかじめ理事長の承認を受けることとされています。
逆に言えば、配管を触らない便器の取り替えは「届出」で済むと定めている管理組合もあります。ご自宅の規約でどちらに当たるのかを、早めに確認しておくと安心です。提出期限は「工事の2週間前まで」「1か月前まで」といったケースがあり、作業できる曜日や時間帯、エレベーターの養生方法まで決まっていることもあります。
また、室内の配管であっても共用部分である縦管につながっているため、便器の位置を大きく動かす工事は、承認が必要になったり、認められない場合もあります。工期そのものより、手続きから着工までの日数を見込んでおくのがポイントです。
マンションでの工事当日の流れは、浦安市・習志野市のマンショントイレ交換の記事で詳しくご紹介しています。
タンクレスを選ぶなら水圧の確認を
タンクレストイレは水道の圧力で洗浄するため、設置には一定の水圧が必要です。必要な水圧はメーカーや機種によって異なり、カタログや施工説明書に「最低必要水圧」として記載されています。上層階や築年数の経った建物では、この条件を満たすか事前の確認が欠かせません。
仕組みや停電時の使い方は、タンクレストイレの仕組みと水圧の条件を解説した記事、タンク式との比較はタンクレストイレのメリット・デメリットの記事もあわせてご覧ください。
戸建てで確認しておきたいこと
築年数が古いほど、排水芯は特殊になりやすい
長くお住まいの戸建てほど、現在の規格とは違う排水芯であることが珍しくありません。前述のリモデル便器で対応できる場合がほとんどですが、「便器の交換だけのつもりが、部材代が加わった」という形で見積りが変わることがあります。事前に寸法を確認しておくほど、金額のブレは小さくなります。
2階のトイレは、水圧と音も検討材料に
2階にトイレがある戸建てでは、階下に伝わる排水音が気になるという声をよくいただきます。便器を替えると洗浄方式が変わるため、音の感じ方が変わることもあります。また、1階より水圧が下がりやすいため、タンクレスを検討する場合はマンション同様に確認が必要です。
床の傷みは、便器を外したときにしか分からない
長年使ったトイレでは、便器の周囲や便器の下の床材が傷んでいることがあります。踏むと沈む、きしむといった症状があれば、下地の補修が必要になる可能性があります。
床材を張り替えるなら、便器を外している交換工事と同時に行うのが効率的です。あとから床だけをやり直すと、便器の脱着がもう一度必要になってしまいます。詳しくはトイレのクッションフロア張替えの記事をご覧ください。壁紙もあわせて考えたい方はトイレの壁紙(クロス)張替えの記事が参考になります。
費用と工期の違いを表で整理
| 確認する項目 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| 排水方式 | ほとんどが床排水 | 多くは床排水。一部に壁排水の物件がある |
| 選べる便器 | 選択肢が広い | 壁排水の場合は対応製品が限られる |
| 事前の手続き | 基本的に不要 | 管理組合への届出(配管を触る工事は承認)が必要 |
| 追加費用が出やすい理由 | 床下地の傷み、古い排水芯への対応部材 | 搬入経路の養生、水圧や配管位置の制約 |
| 工事当日の時間 | 便器の交換だけなら大きな差はありません(工事時間の記事はこちら) | |
工事そのものにかかる時間は、戸建てでもマンションでも大きくは変わりません。差が出るのは工事の前後、つまり申請にかかる日数や、床下地の補修といった付帯工事の有無です。
水ららのトイレ交換は、工事費・商品代・処分費を含めたコミコミ86,000円〜。トイレと一緒にご注文いただく場合、クッションフロアは10,000円(税込)〜、クロスの張替えは35,000円〜でご案内しています。なお、建物が古く排水の位置が合わない場合や、部材の追加が必要な場合には別途費用がかかります。金額は現地の状況を確認したうえで、事前にご提示します。
戸建て・マンションどちらもお気軽にご相談ください
水ららは千葉県を中心に、東京都・埼玉県・神奈川県でもトイレ交換・水まわりリフォームに対応しています。戸建てもマンションも数多く手がけてきましたので、「壁排水かもしれない」「築年数が古くて不安」といった段階でも問題ありません。
便器まわりのお写真を撮って送っていただければ、排水方式や必要な部材の見当をつけたうえでご案内できます。当社の対応可否や工事の進め方については、お住まいの地域ごとに個別にご案内していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
📞 まずはお気軽にご相談ください
トイレ交換 工事費・商品代・処分費コミコミ 86,000円〜/トイレと一緒にご注文でクッションフロア 10,000円(税込)〜・クロス張替え 35,000円〜
※施工内容や品番のご指定、建物の状況によって金額が変わる場合があります。
フリーダイヤル:0120-44-8955(通話料無料)
お問い合わせフォーム:こちらから24時間受付中
LINEでのお問い合わせ:LINE公式アカウントから相談する







