川崎市のトイレ交換|直結給水と受水槽で変わる水圧・停電と断水時の違い

水らら|トイレ・水まわりリフォーム

 

川崎市でトイレ交換を考えるとき、便器の機種や費用は熱心に調べても、「その水がどうやって便器まで届いているのか」まで気にする方は多くありません。ところが川崎市では、建物によって水の届き方=給水方式が分かれていて、方式が違うと使える水圧の条件も、停電や断水のときの使い勝手も変わります。この記事では、神奈川県を中心にトイレ交換・水まわりリフォームを手がける水ららが、川崎市上下水道局が公開している資料をもとに、川崎市でトイレを交換する前に確認しておきたい点を整理します。

川崎市の給水方式は4種類に分かれています

川崎市上下水道局の「川崎市の給水方式」のページによると、市内で採用されている給水方式は、直結直圧式給水・特例直結直圧式給水・直結増圧式給水・受水槽式給水の4種類です。同局の「直結給水方式の導入促進について」では、配水管の水圧を利用して直接給水する直圧式は地上2階までの給水を原則とし、一定の条件を満たした場合に3階直結直圧式または特例直結直圧式を用いることができると説明されています。中高層の建物には増圧ポンプを使う直結増圧式が、高層の建物には増圧給水設備を数段おきに設置する多段式直結増圧式があります。

このうち多段型直結増圧式給水は、平成29年11月から給水装置工事の申込みの受付が始まった比較的新しい方式で、それまで受水槽式でしか供給できなかった高層階にも直結式で給水できるようになりました。川崎市が直結給水を広げている背景には、受水槽の設置や維持管理が要らなくなること、配水管の水圧をそのまま使えるため省エネになることが挙げられています。

給水方式 どんな建物か 貯水機能
直結直圧式 配水管の水圧で直接給水。原則2階まで、条件により3階建てまで なし
特例直結直圧式 条件付きで4階建て以上に給水。水圧が下がった場合は直結増圧式へ変更 なし
直結増圧式 増圧ポンプで配水管の水圧に加圧。中高層の建物向け なし
受水槽式 いったん受水槽に貯めてからポンプで加圧して給水 あり

なお、神奈川県内で水道を営む事業者が市と県に分かれている話は、神奈川県の水道は市営と県営で何が違う?給水管の劣化とトイレ交換費用への影響で詳しく整理していますので、あわせてご覧ください。

自宅がどの方式かを見分ける目安

ご自宅がどの給水方式なのかは、建物のまわりを見れば見当がつくことがあります。ただし確実なところは建物側の書類でしか分からないため、あくまで目安として考えてください。

建物のまわりで確認できること

▶ 敷地に大きな水槽や、屋上にタンクがある
敷地の一角にコンクリート製やステンレス製の箱が据えられていたり、屋上に架台付きのタンクが載っていたりする場合は、受水槽式の可能性があります。川崎市上下水道局は、マンションやビルの飲料水は一般的に水道水をいったん受水槽に貯めたあと、ポンプで屋上などの高置水槽にくみ上げてから給水されると説明しています。

▶ ポンプの機械室や、屋外に単独の蛇口がある
受水槽が見当たらず、小さなポンプユニットが置かれている場合は直結増圧式のことがあります。直結増圧式では、増圧給水設備が停電などで止まったときの備えとして、建物の外に直結給水栓を設け、1年に1回以上の定期点検を行うこととされています。

▶ 2〜3階建ての戸建てなら直圧式が多い
前述のとおり直圧式は原則2階まで、条件により3階建てまでが対象です。川崎市内の一般的な戸建てであれば、まずこの方式と考えてよいでしょう。

はっきりさせたいときの聞き先

集合住宅にお住まいの場合、給水方式は建物全体の設備の話になります。川崎市上下水道局も、直結給水方式についての案内のなかで「集合住宅の場合は、建物所有者または管理会社にご相談」と呼びかけています。分譲マンションなら管理組合や管理会社、賃貸なら管理会社やオーナーが、建物の給水方式を把握しています。

給水方式で変わる、トイレ選びの3つの視点

① タンクレスにできるかどうか

タンクレストイレは水道の圧力で直接洗浄する仕組みのため、メーカーが機種ごとに最低必要水圧を定めています。同じ建物でも上の階ほど条件が厳しくなりますし、受水槽式か直結式かによっても事情が変わります。仕組みや停電時の扱いはタンクレストイレの仕組みとは|水圧の条件・停電時の流し方にまとめていますが、設置できるかどうかは現地で実際に確認するのが確実です。カタログの数値だけで判断せず、お見積りの際にご相談ください。

② 停電・断水のときに流せるかどうか

ここは意外と見落とされがちな点です。川崎市上下水道局は直結給水方式の注意点として、断水時は貯水機能がないため水の使用ができなくなること停電時は概ね3階までは配水管の水圧で水が使えるものの、4階以上は断水するおそれがあることを挙げています。一方の受水槽式は、受水槽に貯められた水を断水時にも使用できるとされています。ただし、受水槽から上の階へ水を送るポンプは電気で動きます(同局は受水槽方式について「受水槽以下は全て電気エネルギーが必要」としています)。停電したときに蛇口から水が出るかどうかは建物の設備によって変わりますので、お住まいのマンションでの扱いは管理会社・管理組合にご確認ください。

便器側で言えば、ロータンク式はタンクに水がたまっていればその分は流せますが、タンクレスは水道が止まると洗浄できません。停電・断水のときの動かし方は機種ごとに違うので、取扱説明書の非常時の項目を必ず確認してください。「4階以上の直結給水の住戸」という条件が重なる場合は、機種選びの判断材料のひとつになります。

③ 建物側の給水管が古くなっていないか

川崎市上下水道局は、既設の給水管の老朽化を原因として、水量または水圧の不足、赤水、漏水などの支障が生じた場合には、使用者または所有者が給水管の交換等の処置を施す必要があるとしています。トイレの水の出が弱い原因が、便器ではなく建物側にあるケースがあるということです。便器を新しくしても改善しないことがあるため、交換の現地調査では止水栓や給水管の状態もあわせて確認しておくと安心です。

受水槽のある建物で知っておきたい管理のきまり

受水槽と、そこから蛇口までの給水設備をあわせて「貯水槽水道」といい、その管理は設置者(建物の所有者等)が自主的に行うことになっています。川崎市では、受水槽の有効容量によって根拠となるきまりが分かれています。

名称 受水槽の有効容量 年1回の定期検査
簡易専用水道(水道法) 10立方メートルを超えるもの 登録検査機関での検査を行う
小規模受水槽水道(川崎市条例) 8立方メートルを超え、10立方メートル以下 川崎市長の指定検査機関での検査を行う
小規模受水槽水道(川崎市条例) 8立方メートル以下 義務付けはない

いずれの区分でも、受水槽・高置水槽の清掃は毎年1回以上定期に行うこと、点検は常に行うこととされています。8立方メートル以下だから何もしなくてよい、という話ではありません。

また川崎市上下水道局は、受水槽の設置者(建物の所有者等)に向けて、断水後には赤い水などが受水槽に流入することがあるため、受水槽の給水バルブを閉めておくなどの対応をしておき、受水槽を経由しない散水栓などで水の状態を確認してから使用を再開するよう案内しています。断水の復旧直後に便器のタンクへ濁った水が入ると、内部の部品に汚れが残る原因になります。工事の直前に断水があったときは、その旨を施工業者に伝えておくとよいでしょう。

なお、便器の水が濁る・においが気になるといった症状は、便器そのものではなく建物側の設備が関係していることがあります。トイレ以外の蛇口でも同じ症状が出ているなら、まず管理会社や管理組合にご相談ください。

川崎市でトイレ交換を進めるときの流れ

給水方式の相談窓口は区によって分かれます

川崎市上下水道局では、給水方式に関する窓口が区ごとに分かれています。川崎区・幸区・中原区は南部サービスセンター(電話 044-544-5433)、高津区・宮前区は中部サービスセンター(電話 044-855-3232)、多摩区・麻生区は北部サービスセンター(電話 044-951-0303)が担当です。建物の給水方式や設計水圧を正式に調べたいときの相談先になります。

ただし、建物全体の給水方式を受水槽式から直結式に切り替えるのは、建物の所有者や管理組合が進める設備工事で、1戸分のトイレを新しいものに取り替える工事とはまったく別の話です。トイレ交換をするために給水方式を変える必要はありませんので、そこは切り分けて考えていただいて大丈夫です。なお切替工事そのものは、川崎市の指定給水装置工事事業者が行う工事とされており、同局は見積りを1社だけでなく複数社に依頼するよう案内しています。

戸建てと集合住宅で違う進め方

戸建てと集合住宅では、排水方式や事前の手続きの要否も変わります。そちらの違いはマンションと戸建てでトイレリフォームはどう違う?排水方式と工事の進め方で詳しく解説していますので、住まいの形に合わせてご覧ください。

水ららの川崎市での施工

水ららは川崎市多摩区に営業所を構え、川崎市内でもトイレ交換・トイレリフォームをお手伝いしています。実際の施工の様子は、トイレ交換 川崎市トイレリフォーム 川崎市トイレ交換 川崎市(施工事例)などでご覧いただけます。

トイレ交換は、工事費・商品代・処分費をまとめたコミコミ86,000円〜でお受けしています。便器を外している間に、トイレと同時のご注文で床のクッションフロアは10,000円〜、壁のクロス張替えは35,000円〜です。ただし建物が古かったり、排水などが合わない、部材が破損しているといった場合には追加の費用が必要になることがありますので、現地を見たうえでお見積りをお出しします。

「うちは受水槽なのかどうか分からない」「上の階だけど、タンクレスは付けられる?」といったご相談も歓迎です。給水方式そのものは管理会社・管理組合へのご確認が確実ですが、便器まわりと止水栓のお写真を撮って送っていただければ、取り替えの見当はお伝えできます。

📞 まずはお気軽にご相談ください

トイレ交換 工事費・商品代・処分費コミコミ 86,000円〜/同時施工のクッションフロア 10,000円〜・クロス張替え 35,000円〜(神奈川県を中心に対応)

※施工内容や品番のご指定、建物の状況によって金額が変わる場合があります。

フリーダイヤル:0120-44-8955(通話料無料)

お問い合わせフォーム:こちらから24時間受付中

LINEでのお問い合わせ:LINE公式アカウントから相談する

水ららのトップページはこちら

お問い合わせ