
「トイレの床を踏むと、少し沈むような気がする」「歩くたびにギシッと音がする」。毎日使う場所だけに、こうした小さな違和感は気になるものです。床の表面が少し傷んでいるだけのこともあれば、床材の下にある下地の板まで湿気や水で傷んでいることもあります。
この記事では、トイレの床が沈む・きしむときに考えられる原因と、症状ごとに「下地まで傷んでいそうか」を見分ける目安、そして補修の進め方をご紹介します。どこまで傷んでいるかは最終的に床をめくって確かめるしかありませんが、ご自身でできる確認だけでも、相談するときの判断材料になります。
トイレの床は「表面の床材」と「下地」の二層で考える
戸建て住宅のトイレの床は、多くの場合、目に見えるクッションフロアやフローリングの下に、床材を支える下地の板が張られています。床が沈む・きしむといった症状を考えるときは、傷んでいるのが表面の床材なのか、その下の下地なのかを分けて考えると整理しやすくなります。
- 表面の床材だけの傷み……めくれ・浮き・汚れなど。床材の張替えで直ることが多い(ただし、めくれや浮きの下に水が染み込んでいると、下地まで傷んでいることもある)
- 下地まで及んだ傷み……踏んだときの沈み・たわみなど。床材を張り替える前に、下地の補修が必要になる
なお、マンションは建物によって床の構造そのものが違うため、戸建てと同じようには判断できません。戸建てとマンションの違いはマンションと戸建てでトイレリフォームはどう違う?の記事で解説しています。マンションで便器を外して床を補修する場合は、管理規約の確認や管理組合への届出が必要になることもあるため、あわせてご確認ください。
症状別に見る、下地の傷みを見分ける目安
ここでは、よくご相談いただく症状ごとに、考えられる状態を整理します。あくまで目安で、実際の状態は現地で床を確認するまで確定できない点はご了承ください。
踏むと沈む・ブカブカする
床を踏んだときに沈み込む、ブカブカとたわむ感覚がある場合は、下地の板が湿気や水分で弱っている可能性があります。特に便器のまわりだけが沈むときは、便器の近くで水が回っていることを疑います。症状の中では、いちばん早めに見てもらいたいサインです。床が大きくたわむ、便器が傾いているといった場合は、踏み抜きや水漏れのおそれがあるので、できるだけ使用を控えてご相談ください。
沈みはないが、きしみ音だけがする
踏んでも沈む感じはなく、ギシギシと音だけがする場合は、下地の傷みとは限りません。ほかの理由で音が出ていることもあります。ただし、あとから沈みや変色が出てきたときは、下地の傷みが進んでいるおそれがあるので、音の変化にも気をつけておきましょう。
便器の根元に変色やシミがある
便器と床の境目のまわりが黒っぽく変色している、シミが広がっている場合は、水分が床材に染み込んでいるサインです。表面だけで止まっていることもあれば、下地まで染みていることもあります。見た目だけでは深さが分からないので、沈みやにおいがないかもあわせて確認してください。
便器がぐらつく
便器に座ったときにぐらつく場合は、便器を固定している部分の緩みのほか、便器の下の床が傷んで支えが弱くなっている可能性もあります。どちらなのかは見た目では判断しにくいため、早めの点検をおすすめします。
床を傷める「水」はどこから来るのか
トイレの床が傷む大きな原因のひとつが、床に加わる水分です。LIXILのよくある質問「トイレの大便器の床が濡れている」では、タンクや温水洗浄便座(シャワートイレ)本体からの水漏れが見当たらないのに床が濡れている場合の原因として、主に「尿こぼれ」「結露」「排水口の水漏れ」「吐水口の接続不備」の4つを挙げています。
▶ 便器の手前側が濡れている
トイレそのものに濡れがなく、手前側の床だけが濡れている場合は、尿こぼれの可能性が高いとされています。
▶ タンク・便器・止水栓の表面が濡れている
器具全体に水滴がついている場合は結露が原因で、故障ではありません。湿気の多い時期や、室温と水の冷たさの差が大きいときに起きやすく、換気が対策になります。
▶ 流したときに、便器と床の隙間から水がにじむ
結露がないのに、水を流したタイミングで床との隙間から水が出てくる場合は、設置部の不具合や排水部品の劣化による水漏れの可能性があり、便器の取り付け直しや部品交換が必要になります。
▶ 手洗い付きタンクで、流したときに便器の後ろが濡れる
タンクのフタを外して元に戻したとき、手洗いの吐水口と接続管の差し込みが不十分だと、そこから漏れることがあります。LIXILは、フタが浮いていたりぐらついたりする場合は差し込み直すよう案内しています。
尿こぼれや結露は故障ではありませんが、毎日少しずつ床が濡れる状態が長く続くと、床材の継ぎ目や便器の根元から水分が染み込みやすくなります。こまめな拭き取りと換気を心がけ、便器と床の隙間からにじむ水漏れに気づいたときは、早めにご相談ください。水漏れが続いて止まらないときは、まず止水栓の場所と閉め方を確認して水を止めておくと安心です。2階のトイレやマンションでは、床に染み込んだ水が下の階の天井などに漏れることもあります。下の階の天井にシミがないかも見ておき、マンションで下の階への漏水が心配なときは、管理会社や管理組合にも連絡しておきましょう。
補修の進め方と、費用が変わるポイント
床の補修で費用が大きく変わるのは、下地まで直す必要があるかどうかです。
- 表面の床材だけで済む場合……クッションフロアなどの床材を張り替えます
- 下地まで傷んでいる場合……便器を外して床材をめくり、傷んだ下地を補修してから、新しい床材を張ります
下地の傷みは、便器を外して床をめくってみないと、どこまで広がっているか分からないことがほとんどです。そのため、床の補修はトイレ交換と同じタイミングで行うと、便器の取り外しが一度で済み、効率よく進められます。床材の張替えについてはトイレのクッションフロア張替えの記事もあわせてご覧ください。
下地の補修費用は、傷んでいる範囲や床の構造によって変わるため、一律の金額ではご案内できません。水ららでも、床が腐食して抜け落ちていたお宅で、床をすべてめくって下地からやり直し、クッションフロアを張ってからトイレを交換した事例があります(床修繕工事の事例(鉾田市)/床修繕工事の事例(和光市))。こうした補修は標準工事に含まれない追加の工事になります。まずは現地で床の状態を見てお見積りしますが、下地の傷みは床をめくってから広がりが分かることもあるため、その場合の費用の扱いもお見積りの際にご確認ください。
「床が抜けそうで怖い」と感じるほど沈む場合は、無理に使い続けず、早めにご相談ください。なお、賃貸住宅にお住まいの場合は、補修を依頼する前に、まず管理会社や大家さんにご相談ください。
床の沈み・きしみが気になったら水ららへご相談ください
水ららは神奈川県を中心に、東京都・埼玉県・千葉県でもトイレ交換・水まわりリフォームに対応しています。トイレ交換は工事費・商品代・処分費を含めたコミコミ86,000円〜。トイレと一緒にご注文いただく場合、クッションフロアの張替えは10,000円(税込)〜、クロスの張替えは35,000円〜でご案内しています。
建物が古い場合や、床の下地補修など部材が必要な場合は、別途費用がかかります。出張費・お見積り費用は無料ですので、「沈むのは気のせいかも」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。
📞 まずはお気軽にご相談ください
トイレ交換 工事費・商品代・処分費コミコミ 86,000円〜/トイレと一緒にご注文でクッションフロア 10,000円(税込)〜・クロス張替え 35,000円〜
※施工内容や品番のご指定、建物の状況によって金額が変わる場合があります。
フリーダイヤル:0120-44-8955(通話料無料)
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